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職務経歴書の書き方 / 転職市場で高評価を得るためのポイントとは

転職・キャリア

以前の記事でお話しした通り、転職活動をおこなうことは、自分の労働価値を知る事に繋がり、結果的に転職をせずとも、今の会社に残り続けることが正解かどうか、自身のキャリアを判断していく上で、大切な材料を得ることが出来ます

では、転職活動=自分の労働価値を知るために、最初に取り組まなければならないことは何か?

それは、「職務経歴書」を準備することです。

職務経歴書とは

転職未経験の方には馴染みがないかもしれませんが、学生時代のアルバイト応募や就職活動の時に準備した「履歴書」の延長と考えれば良いです。

但し、履歴書と大きく異なる点は、自分の学歴だけでなく、職歴とその「詳細内容」を記載する必要があることです。

単純に所属した会社名や部署名を羅列するだけではなく、これまでの業務歴において「いつ・どのような職種で・どのような経験をし、その結果はどうだったのか?」という成果を、具体的かつ定量的に記載する必要があるという点です。

採用担当者が見る時間は「30秒」

職務経歴書を作成する上で、重要な点があります。

それは、企業の採用担当者が1枚の職務経歴書を流し読みで判断する時間は、平均してわずか30秒から45秒程度と言われているという点です。

特に大手企業や人気の案件には、1つの求人に対し数百件の応募が殺到するため、彼らは「じっくり読む」のではなく、「面談すべき理由(キーワード)」を探すことが主目的になっています。

大手JTCで長く働いていると、社内向けの丁寧な報告書作りに慣れてしまいがちですが、転職市場における職務経歴書は「自分という商品」のパンフレットであり、ぱっと見て関心を引く工夫をする必要があるのです。

従って、作成する際には以下の3つを意識してみてください。

「STARメソッド」を活用する

一般的な会社員が陥りがちな「営業として頑張りました」「調整に努めました」という抽象的な表現はNGです。これを排除するための手法として、STARメソッド(Situation:状況、Task:課題、Action:行動、Result:結果)のフレームワークを活用しましょう。

Before: 海外駐在員として現地の営業組織を立て直した。

After: 〇〇国拠点にて、離職率30%という組織崩壊の危機(S/T)に対し、現地スタッフ15名の教育フローを再構築(A)。

結果、離職率を5%へ低減させ、前年比120%の売上目標を達成した(R)。

このように具体的かつ、定量的な情報を用いて自分のこれまでの成果をイメージしてもらえる様にしましょう。

何で貢献できるかを伝える

嘘を書くのは厳禁ですが、すべてを生真面目に書く必要もありません。

ミドル世代の職務経歴書で多く見られる失敗は「情報量が多すぎる(情報の盛り込みすぎ)」ことです。

採用担当者はあなたの全人生に興味があるのではなく、「自社の課題を解決できるか」を中心に見ています。

応募先のニーズに合致しない経歴は大胆に削り、アピールしたいポイントが「30秒」で理解出来るような構成を意識して編集してみてください。

即戦力としての「専門性」をPR

ミドルの転職市場(特に年収800万〜1000万超のハイクラス層)において、企業が求めているのは「高い専門性とそれに基づく業務遂行能力」です。

JTC(日系大企業)で評価されがちな「何でもそつなくこなすゼネラリストタイプ」のアピールは、労働市場では「強みが曖昧」と判断される可能性が高いです。

狭い範囲でも構わないので「自分は〇〇の領域なら誰にも負けないアウトプットが出せる」という尖り(スペシャリティ)を言語化することが、自分に適した優良案件を引き寄せるとても重要な鍵となります。

職務経歴書は「自律」への羅針盤

「自分にはアピールできるほどの尖った成果や経験なんてない」と不安になる必要は全くありません。

最初は「文字量が多いだけのひどい内容」からスタートしたとしても、そこから周囲のアドバイスやエージェントの添削を経て、「自分の強みがどこにあるか」を掘り下げていけばよいのです。

職務経歴書を書くプロセスは、単なる応募書類作りではありません。

「自分はこれまで何を積み上げ、これから何で勝負できるのか」という自律的なキャリア戦略を練る、人生においてとても重要な棚卸し作業なのです。

まずは、PCを開いて一項目、書き出してみること。そして、「自分という商品」のパンフレット=「職務経歴書」を作成してみてください。

その一歩が、必ずや会社依存からの脱却に繋がっていくはずです。

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