第27回:【実践編 最終面接の最適化】即戦力+αの伸びしろをアピールして最終面接を攻略せよ

転職・キャリア

第23回でお話しした通り、オンラインによる一次面接は「適切かつ入念な準備をしっかりとおこなう」ことで、突破できる確率は飛躍的に向上します。

[第23回の記事はこちら:【実践編 一次面接の最適化】オンライン面接を緻密な準備と論理で突破せよ]

その結果、見事に一次面接に合格した暁には、次に迎えるのはいよいよ最終面接です。

今回は、私なりに考える面接対策の後編として、最終面接に関する対策についてお話ししたいと思います。

最終面接の前提条件:「即戦力」はあくまで参加チケット

まず大前提として理解すべきは、最終面接という舞台に立っている時点で、あなたの「これまでの経験と実績」は十分に評価されており、「即戦力として採用して問題ないレベル」に達しているということです。

この状況下で、仮に評価が同レベルの他候補者と比較された場合、面接官(役員や社長)が最終的な決断を下すポイントはどこにあるのでしょうか。

それは、過去の経験や実績確認ではなく、「この人物にどれだけの『伸びしろ』があるか」という点が重視されるはずです。

採用後に任せようとしているポジションで、全く同じパフォーマンスが期待できる2名がいたとします。

昨今の激変する市場環境においては、アサイン予定の事業が業績不振で突然店じまいになってしまうリスクも常に存在する中で、急遽別の部署やミッションに回されても、柔軟に適応し、結果が出せる人間か。

この「不確実性に対する耐性とポテンシャル」こそが、最終面接において最も重要な評価ポイントとなります。

KEN
KEN

最終面接突破へのカギは上記の通りですが、勿論最初に自己紹介を求められますので、その際にこれまでの経歴・経験をコンパクトに伝えられる様、一次面接の時と同様にしっかりと準備しておいてください。

 

「伸びしろ」を論理的に提示する4つの評価基準

では、面接官にこの「伸びしろ」を感じさせるためには、具体的に何をPRすべきか。

以下の4点をおさえておくことを推奨します。

① 視座の高さ(最重要) :これが一番重要です。現在選考されている職級の「1つ、あるいは2つ上のポジション」の立場で物事を捉えている視点を示してください。例えば「私がこの部門の部長になった暁には、〇〇を実現したいです」と、経営層と同じ目線で直接的なコメントを投げかけることが、強力な差別化に繋がります。

② キャリア志向  :仮にジョブ型の専門職採用であったとしても、「ゆくゆくはマネジャーとして組織を牽引していく意志がある」ことを必ず伝えてください。本音(安定志向等)は別として、組織のスケールアップに貢献する姿勢(建前)を見せることが必須です。

③ 人間性  :変化の激しい環境で生き残るには、周囲に受け入れられ、尊重される人間性が不可欠です。これまでの業務で重視してきたチームワーク、部下の指導方針、お世話になった先輩とのエピソードなどを準備し、「柔軟に組織に溶け込める人材」である点をアピールしてください。

④ 見た目(清潔感)  :オンライン中心の一次面接から一転、主に対面となる最終面接では、物理的な印象がダイレクトに伝わります。スーツの着こなし、散髪、身だしなみなど、徹底的に清潔感に気を付けて臨み、「この人間をクライアントの前に立たせられるか」というチェックを無難にクリアしてください。

 

番外編:最強のクロージング「他社の選考状況」

仮に、最終面接で「他に進んでいる選考はありますか?」と問われた場合、それは絶好のチャンスになります。

仮に他社の選考が全く進んでいなかったとしても、堂々とこう答えてください。

「具体的な社名は申し上げられませんが、現在いくつか面接のオファーを頂いております。ただし、御社から内定を頂けた際には、すべてお断りするつもりです」

企業側も、自社が評価した優秀な人材を他社に取られることを恐れています。

この「コミットメントの提示」により、内定をゲットできる確率はグッと上がるはずです。

KEN
KEN

私自身も企業側で中途人員の募集選考をおこなった経験がありますが、やはり良いと感じた人材は他社に取られたくない、という気持ちが強くなります。上記の質問は間違いなく貴方に魅力を感じてくれているサインですので、見逃さない様にしましょう。

 

結び:自分という商品の「将来価値」を売り込め

最終面接は、「完成された過去」を改めて語る場ではなく、あなたという人材の「未来の拡張性(伸びしろ)」をプレゼンする場です。

「視座の高さ」「キャリア志向」「人間性」「清潔感のある見た目」。

これらを意識的に散りばめ、いかに他候補者よりも「将来的に自社へ大きく貢献してくれる魅力的な人材」であると感じてもらえるか。

このポイントを強く意識し、最終面接という最後の関門を攻略してください。

役員や部門長、人事部長など、そうそうたるメンバーが参加する最終面接の場で、「緊張するな」というのは土台無理な話ですが、堂々と自分の思いを伝えることが出来れば、しっかりと貴方を評価してくれるはずです。

これまでの自分のキャリアを信じて、自信をもって、臨んでください。

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